Q.解体工事の相見積りすると、金額バラバラなのはなぜ?

A.お客様より、
「解体見積りを3社に依頼したら、見積り金額がバラバラで。。。それも!
金額差が50万円、100万円も違うのは、なぜなの?」といったご相談をよく頂きます。
これは、大抵の場合、

●先ず、費用計上[しているか]・[していないか]。によるものが多いと考えられます。
 通常解体工事の場合、人工代をはじめ、重機代、車両代他「相場価格」があります。
 工事において、「お金かかるものは、かかる。」が基本です。それに対して、
 相場価格の2倍単価で・・・なんて事は無いのが普通です。
 例えば、「交通誘導員」の費用を計上しているか・していないかだけでも
 [交通誘導員]×[単価/15,000円]×[2名交代制]×[工事日数14日]=420,000円
 「現場囲い養生(解体破片敷地外飛散防止等)」も、ある・なしで、更には、
 囲い資材(単管+メッシュシート、防音シート、パネル、枠組みetc)によって、
 金額も大きく変わるのです。(時折町で見かける「裸工事」大変危険です。)

●"意図的"に、安い金額見積りを行い、受注し、"追加"として「水増し請求」する会社。
 近年になっても、残念ながら存在します。
 [完工不可能な金額にて受注し]
 [工事はじめてみたら]
  「お宅の場合○○だったので、追加になります。」
  「普通は・・・」と、あたかも特殊な状況だったかの様に・・・
 [追加を認めなければ]
  平気で工事を止めてしまったり、ひどい場合には、ほうり投げ来なくなる。

●この様な、「最悪な事態」にならないように、見積り書の
「項目・名目・品目」を良く見て・確認する事が重要です。
よく、[単価]が「安い・高い」と細かく指摘するお客様が多いのですが、
相場かけ離れた[単価]は、問題ですが、それよりも重要なのが、[計上項目]なのです。

2016年08月18日